滋賀県大津市にある、三井寺は正式名「長等山園城寺」といいます。
三井寺は広大な敷地に数々の文化財があり、境内には1300本の桜の木を有する、桜の名所としても、また映画のロケ地としても有名ですよね。
三井寺行ってみたいけれど、観光するのにどれくらい時間が必要なのか?それが分からないと旅のプランにも組み込めませんよね。
この記事では、三井寺を観光するのにどれくらいの時間が必要なのか?
また、見どころを抑えて効率よく回るには、どんなコースで歩けば良いか?を具体的にご紹介しています。
この記事を読めば、あなたの旅行プランに三井寺観光を組み込める余裕があるのか?
また、三井寺観光に出掛けた際、時間を気にすることなく三井寺観光をすることが出来るので、ぜひ参考にして、よりよいお出掛けプランにして下さいね。
三井寺のアクセス方法に関する記事はこちら
三井寺観光の所要時間は?
三井寺の観光に要する時間は、回るルートによって異なりますが、だいたいの目安時間が仁王門のそばにある案内図に書かれていました。
それには、40分のショートコースと90分のロングコースの2種類。
2種類のコースの大きな違いは観音堂に行くか?行かないか?です。
観音堂の位置はココ↓
そして観音堂には何があるかと言うと…
・観音堂でしか頂けない御朱印がある
・百体堂・鐘楼・観月舞台などがある
なので、所要時間は仁王門からスタートして、観音堂に行かないなら40分、観音堂にも行くなら90分の所要時間がかかるということです。
ただ、個人的には観音堂のびわ湖が眺められるビューポイントはとっても気持ち良かったので、せっかくなら観音堂まで足を運んで頂きいたいですね!
こんな景色が待ってますよ。
めちゃ気持ち良くないですか!
滋賀県ってびわ湖沿いを歩いたり、車で走れる道はとても多いのですが、高台からこんな角度で眺められる場所ってあまりなくて、結構貴重なんですよ。
ちなみに、観音堂にある観月舞台、これです↓
この観月舞台が桜の季節には、息を飲むほど美しい姿になるんですよ。
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涙が出そなくらい美しいですよね。(これはライトアップ時の要予約の5分間貸切の観月舞台です)
なので、桜の季節には観音堂にお越し下さいね。
三井寺観光おすすめコース
一応、三井寺の案内図には40分と90分の観光コースが記されていますが、この章では独断ではありますが、私のおすすめの三井寺観光コースをご紹介します。
ちょっとわかり辛いかもしれませんが、下記の画像のピンクの矢印のルートが私のおすすめコースなので、良かったら参考にして下さいね。
ザックリとしたルートはこちら
- す➀スタート仁王門
- ②金堂でお気に入りの仏像と出会う
- ③閼伽井(あかいや)の龍を拝む
- ④「るろうに剣心」に登場した橋を通る
- ⑤唐院(三重塔・大師堂など)
- ⑥「三井寺弁慶力餅」を頂く
- ⑦観音堂
- ⑧びわ湖ビューポイント
次の章から詳しく見て行きますね。
仁王門(スタート)
三井寺の顔、仁王門からスタート
参道を歩くと、金堂が見えてきます。
三井寺が所有する国宝「智証大師円珍関係文書典籍(ちしょうだいしえんちんかんけいもんじょてんせき)」と「五部心観」がユネスコ「世界の記憶」に登録されました。
参道の両側にそののぼりがズラッと並んでいて、景観の邪魔をしていたのが残念でした。
金堂でお気に入りの仏像と出会う
金堂は三井寺に総本堂。この金堂は桃山時代を代表する名建築として有名だそうです。
本堂の中は、靴を脱いで入ることが出来るのですが、その本堂の中にはたくさんの仏像が展示されていて、順番に見れるようになっているんですね。
たくさんの仏像はガラスケースに入れられるでもなく、かなりの至近距離で見ることができるので、とても面白かったです。
撮影が禁止だったので画像はありませんが、ぜひ入って見てみて下さい。
皆さん何となく目の合った?自身が気に入った仏像にお賽銭を置かれていて、私もお賽銭を置いてきました。
御利益があるといいな~。
閼伽井屋(あかいや)の龍を拝む
金堂の正面左手にある小さな建物が閼伽井屋(あかいや)と言うそうなのですが、中から「ブク…ブク…」と水が湧く音がしているんです。
私的にはホラー映画のようでちょっと怖かったのですが、これは天地天皇・天武天皇・持統天皇がお生まれになった時に産湯に使われたという泉が湧いているそうです。
申請な湧き水なのに、めちゃくちゃ失礼な事を思ってました。(笑)
画像では見辛いのですが、この閼伽井屋(あかいや)の正面上部には、このような龍の彫刻が施されているんです。
江戸時代に活躍した伝説的な彫刻家左甚五郎(ひだりじんごろう)という方の作品だそうです。
彼の作品はあの「日光東照宮」の中にもあるとのこと。
今年は辰年でもあるので、パワースポットのような気がしてお願いごとをしておきました。
「るろうに剣心」に登場した橋を通る
三井寺といえば、映画のロケ地として多くの映画やドラマの撮影場所にも選ばれています。
なかでも佐藤健君の「るろうに剣心」の印象的なシーンはこの橋で撮影されています。
私も初めて訪れたのですが、映画で見るより小さな橋でちょっとびっくりしました。やっぱりカメラワークやテクニックで映画では立派に見えるんですね。
この場所から吉川晃司さんが、剣心と薫を見下ろしてたんですよね。なんか感慨深い…
ちなみに剣心と薫が居た、橋の下の道がこちら。
現地で見た時はそんなに思わなかったのですが、画像で見ると雰囲気ありますよね。
ロケ地に選ばれるのも分かりますね。
唐院
「るろうに剣心」の橋を渡ると、「唐院」と呼ばれるエリア。
園城寺(三井寺)を開いた、智証大師円珍を祀っているエリアで、「唐院」という名は、円珍が唐から持ち帰った経巻法具などを納めたことに由来しています。
「唐院」には、「三重塔」「潅頂堂(かんちょうどう)」「長日護摩堂(ちょうびごまどう)」背後に「大師堂」と、重要文化材が並びます。
三重の塔は徳川家康によって寄贈されたという、室町時代に建てられた建築物
寺院の密教を伝承する道場の「潅頂堂(かんちょうどう)」。
ここを眺めている時に、大勢の方が経を唱える声がどこからか聞こえてきたんです。
この中から聞こえて来たのか?未だ不明です。
ここは、2013年公開の映画『武士の献立』や、「鬼平犯科帳」のロケ地になった「唐院探題灯篭」(とういんたんだいとうろう)。
いや~、かっこいい眺めですよね。
三井寺弁慶力餅を頂く
「唐院探題灯篭」を経て金堂に戻らずに観音堂方面に進んで行くと、カーブを曲がった辺りに二百年続く昔ながらの味「三井寺辨慶力餅」を頂けるお店があります。
「びわ湖浜大津駅」の近くにある大津名物「三井寺力餅」の出張店舗だと勝手に思っていたのですが、全く違うお店であることがわかりました。
ここは、1645年江戸時代に三井寺の境内で、辨慶引き摺り鐘の伝説にちなんだお餅を販売する人が表れたのが始まりで、以降一時的に販売が途絶える時期もあったそうなのですが
ここの御先祖様が、事業を再興して今日に至っているそうなんです!
200年前からの事業を今も引き継ぎ、商売に走り店舗を大きくするということもなく境内という限られた場所でしか販売されてないなんて…
しかもほうじ茶お代わりし放題で360円!
商売っ気がない…
さらには、お店に置いてある50円引き券を勝手に使ってお会計して下さるので実質310円なんです。
ほんとに商売っ気がない…
お店の方はとっても親切で、風が強い日だったので、お餅にまぶしてあるたっぷりの抹茶きな粉が飛んでしまうので、少しでも風の当たりにくい席をすすめて下さいました。
注文があると都度手作りで提供して下さっていて、お餅がほんのり温かくお餅が伸び過ぎて食べにくいくらいでした。(笑)
ほんのり苦みにある、美しい抹茶味のきな粉は粒子が細かくてくしゃみしたらヤバいな~と思いながら無事に美味しく頂きました!
お店の時代背景を知り、ぜひ三井寺に来たらこちらで弁慶力餅を頂いて一休みして下さい。
観音堂
お餅を美味しく頂いてお店を後にします。
さらにまっすぐ進むと右手に観音堂に上がる階段があります。
こちらが西国十四番札所観音堂で御朱印も頂けます。
びわ湖ビューポイント
観音堂の境内からでもびわ湖が見えて眺めは良いのですが、さらなるビューポイントを求めて奥にある階段を登ります。
階段を登り切ったら、何もないだだっ広い広場だったのですが、景色はとっても良かったです!
ここから階段を降りて、さらに降りて、さらに降りて進んで行くと、スタートした仁王門に戻ります。
私は比較的のんびり歩いて、休憩もして、ビューポイントにも来て、駐車場に戻りましたが所要時間は約2時間でした。
三井寺は何が有名?見どころは?
三井寺は「国宝の金堂と四季折々の美しい自然景観」で有名です。
金堂は、その見事な建築美と、内部に安置されている貴重な仏像の数々で知られています。
三井寺の歴史は決して安泰と言ったものではなく、創建以来、焼き討ちや寺領没収、度重なる火災や、戦国時代には戦火による被害を受けて来ました。
ですがその都度、僧侶や信者たちの並々ならぬ熱意で寺院は再建され、その教えと文化を守り続けてきました。
この不屈の精神と復興の歴史が、三井寺を「不死鳥の寺」として呼ばれている理由なんです。
当たり前かもしれませんが、境内を歩くとそんな波乱の歴史があったことなど感じさせない凛とした空間なんですよ。
そんな時代背景を感じながら三井寺の境内を歩くのも一つの醍醐味ではないでしょか?
波乱の時代を乗り切り、現在は穏やか時が流れる三井寺は、桜の名所としてとても有名です。
境内にある1300本のソメイヨシノやヤマザクラが咲き、境内が桜の美しいピンク色に染まり、訪れる人々を魅了します。
特に、三井寺の桜はその種類の多さと、長い期間楽しめる点で人気があり、特に、夜間にはライトアップされた桜が幻想的な雰囲気を作り出し、息を飲むほどの美しさが広がります。
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「三井寺」周辺のおすすめホテル
三井寺の周辺には、観光に便利なホテルや素敵な旅館があるんですよ。
そのうちの、3つをピックアップしてご紹介させて頂きます。
琵琶湖ホテル
この「琵琶湖ホテル」は、琵琶湖をイメージした青い外観がまるで水族館のような全室レイクビューの贅沢なホテル。
お部屋だけでなく、もちろんお風呂もレイクビュー!
雄大な琵琶湖を見ながら入るお風呂は観光で心地よく疲れた体に染み入りますよ。
また、三井寺までのアクセスは車で8分、石山寺までは車で16分、最寄駅の「浜大津駅」から電車にのれば、京都の観光地「哲学の道」や「永観堂」の最寄駅の「蹴上駅」までは23分です。
滋賀県と京都、どちらも観光したいという方にはピッタリの立地です。
おごと温泉 暖灯館 きくのや
この「おごと温泉 暖灯館 きくのや」は、三井寺まで車で20分。
ワンちゃん連れにもとて優しいお宿で、まめ太郎という看板ワンちゃんも居るくらいです。^^
和モダンなお部屋に、源泉を利用した露天風呂付の大浴場、有料にはなりますが貸し切りの露天風呂もあり、宿の施設はかなり充実しています。
そして何より、口コミが多くお料理・接客評価も高く、宿が一丸となって質の高いサービスを提供されています。
宿のサイトも写真が豊富で作りこまれていて、宿への愛情が伝わって来ますよ!
スーパーホテル大津駅前
「スーパーホテル大津駅前」は、三井寺まで車で9分、徒歩なら30分程。
ホテルの最寄駅「大津駅」は京都駅まで2駅という近さなので、三井寺観光の後に京都駅周辺でお買い物をする、なんてことも可能です。
値段もリーズナブルで駅近、清潔感もあり食事付きプランもあります。
コスパが良くて便利で綺麗な部屋に泊まりたい!という方にはーパーホテルはおすすめです。^^
「三井寺」のまとめ
滋賀県大津市にある、三井寺の観光にかかる所要時間とおすすめ観光コース、三井寺は何で有名で見どころは何なのか?ご紹介させて頂きました。
三井寺観光に要する所要時間は、ショートコースで40分、ロングコースなら90分~120分
個人的におすすめの観光コースは、仁王門から金堂の仏像を見て、映画のロケ地で写真を撮って、力餅を頂き、観音堂まで登って、びわ湖を眺めるルートです。(笑)
桜の季節や紅葉の季節はもちろん魅力的な三井寺ですが、波乱の歴史を乗り越えて現在までその姿を残していることに、敬意を払い観光したいですね。
下記に三井寺観光に便利なおすすめホテルも紹介させて頂きました。ホテルの詳細は下記をクリックすると公式サイトに飛びますので、ぜひホテル選びの参考にして下さいね。
三井寺のアクセス方法に関する記事はこちら
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